DIYで行うカルティエ腕時計タンクフランセーズの電池交換方法です。
時計の電池交換としては簡単な方ですが、部品が小さいので紛失には注意しましょう。
適合する交換電池
使用する電池は、時計用の酸化銀電池SR616(公称電圧1.55V)です。
いろいろなメーカが製造していますが、マクセル製が金メッキを施しており、接触抵抗の低減と高級感を両立しているので特にお勧めです。
必要工具
精密ドライバー:マイナス 0.9~1.2
タンクフランセーズは100円均一の精密ドライバーでも回せます。時計のネジ頭は、溝がタイトなものが多いので、予算が許せば時計専用を購入しておきたいです。
シリコングリスは時計専用のものを持っていないのでKURE シリコンスプレー(No.1420)で代用しました。
交換要領
タンクフランセーズは、ベルトを外さなくても電池交換作業が可能です。裏面のネジにアクセスできるようベルトを展開させれば交換できます。
裏面の4つのネジを外します。ネジは無くさないように仮置きしておきます。
裏蓋は、パッキンでぴったりと貼りついているので、ピンセットで慎重に外します。吸盤を持っている方は使って外した方が懸命です。
電池は電池ホルダーにはめ込みされているだけなので、側面から上に押し出せば簡単に外れます。
新しい電池はプラス極が上面になるようにして、電極のピンを曲げないように軽く押し込みます。
フタにパッキンがついているので、シリコングリスを薄く塗布します。グリスは、時計用のシリコングリスがなければ、一般のシリコングリスでも代用出来ます。
シリコングリスは流動性が高いものが多いので、出来るだけ薄くつけてください。
ケースをはめ込んでネジを締めます。
タンクフランセーズは秒針がないので、動作しているかわかりません。
2~3分放置して、分針が進んでいることを確認したら作業終了です。
ロレックスにはない四角形デザインです。
クォーツなので安物時計と比較されがちですが、外装はほぼ金属部品で構成され、すべて研磨されているという手の込みようで、質感はとても素晴らしいです。
デザインは、10年経っても飽きませんし、ブレスレッドの代わりにもなるし、女性には人気があり、つけている人は多いですね。