シチズンの置き時計が不動になってしまったので、修理しました。
原因調査
時計を見ると不動になっていたので、いつもどおり電池を取り替えたのですが、新品の電池をいれても動作しなくなってました。
リアのパネルを外すとすぐ原因が判明しました。電線部分に青さびが出ており、電池の電解液らしきものがついているので、過去の電池液漏れによる電線腐食でした。

幸い電極は腐食していませんが、電線の心線は酸化で黒く変色しており、ハンダも乗らない状態だったので、マイナス極側の電線をすべて入れ替える必要がありました。
分解作業
分解は簡単ですが、木ねじが使われているので、プラスチックを割らないよう力加減をしていきます。時計の修理で最も難しいのは、文字盤の抜針です。抜針しないとクオーツユニットが外れないので、傷をつけないように抜針します。


故障個所の修理
分解出来たら、電線を張り替えるだけなので、作業は簡単です。工具があれば問題ありません。

再組み立て・動作確認
逆の順番で組み立てるだけです。文字盤に傷をつけないように注意します。


推奨工具
- 自動温調ハンダこて goot PX-201
- はんだ goot SD-63(修理は鉛入りが作業性良)
- 各種ピンセット(先細、先フラット、逆作用)
動画はこちら

【修理】シチズン 天然石高級置き時計 分解修理 / Citizen hi-quality Clock Repair
20年前に購入したシチズンの天然石置時計が突然不動になりましたので、原因を調査して修理しました。00:00 故障状態の説明00:30 原因調査01:13 分解作業02:57 故障個所修理04:52 組み立て作業07:29 修理完了エーモン ...