秀逸すぎる10口電源タップ エレコムECTシリーズ

Hardware

部屋に設置しているウッドラックにACタップを増設するため、エレコム(ELECOM)の10口タップを購入しました。このACタップは壁面固定の取付穴が複数ついているので、ウッドラックの穴を使って設置することが出来、配線がとてもすっきりしましたので紹介します。

スリム型ACタップは横倒しになるのが欠点

これまでは、同じエレコム社のACタップ(T-NSLK-2610WH)を多用してきました。このタップはACアダプタが干渉しないよう工夫されており、タップの口が無駄にならないのが大きな利点でした。

しかし、実際に使ってみると、スリム過ぎてすぐ横倒しになってしまいます。仕方なく横倒しになってもあまり気にならない床置きでしか使っていませんでした。

エレコムECTシリーズは固定方法が選べる!

このスリムタップは固定方法だけが不満でしたので、この度発売されたエレコムのECT-0102WH(配線長2m)を買ってみることにしました。購入価格はAmazonで1,800円程度でした。AC電源のケーブル長は、1m, 2m, 3m, 5mから選べ、タップ本体色は白と黒があります。

ACタップの機能としては、電子機器の配電としての保護&安全機能がフル実装されており、一般のPC用ACタップと遜色はありません。

  • 雷サージガード
  • ホコリ防止シャッター
  • ユリア樹脂2重構造
  • トラッキング防止、スイングプラグ
  • ACアダプタ干渉機能
  • 1500W, 15Aまで(タコ足配線になる場合は容量に注意)

ACタップの機能としてはありふれたものですが、他のタップと一線を画すのは固定方法が秀逸であることです。なんといっても回転する固定パーツにより、多様な固定方法が選べ、さらにガッチリと固定ができるのです。

以前、ウッドラックのACタップ固定にパナソニックの「ザ・タップ」の固定用部品を使っていたこともありましたが、固定力が弱く、すぐ外れるので満足のいくレベルではなく、結局、直置きで使っていました。

このELECOMのタップは、固定穴を使ってネジ止めでガッチリと固定できるので、抜き差しで外れたりすることがなく、ストレスなく使うことが出来るようになります。

さらに固定穴は2つも空いているため、設置場所に応じて固定方法が選べますし、固定穴部分は45°刻みで回転もするので、設置の自由度が極めて高いです。

固定穴のサイズについて

メーカHPに固定穴の寸法に関する記載が見当たらなかったため、購入してから採寸しました。タップの裏には木ネジ引っ掛け固定のダルマ穴も空いてますが、使う予定がないので採寸はしていません。

  • 木ネジ用:M3ねじ用(木ネジ3本が付属)
  • 吊り下げ用の穴:10mm径
固定穴の間隔について
  • 90度展開時:38.4mm
  • 180度展開時:44.5mm

秀逸なACタップです

10mmの吊り下げ用の穴を使って、サンワサプライのウッドラックの固定穴(3.3cmピッチ)に固定してみると、ぴったり収まり、まるでプロ仕様スチールラックのACタップのような見栄えになりました。

最初はウッドラックに木ねじを使って固定することを考えていましたが、棚の高さ調整用の穴が無加工で使えるとは嬉しい誤算でした。さらに取付部も回転するため、棚段の固定ネジとの干渉を避けることも出来ました固定方法についてはもうこれ以上必要な機能はないという感じです。

(追記)棚に付属していた予備固定ネジを使っても固定はできましたが、ネジが長過ぎて飛び出し部が危険な状態でしたので、近隣のホームセンターで固定ネジを購入しました。M6×35mm、M6ナット、木用 M6ワッシャを 各10個ずつで\250円程度でした。ネジのバラ売りはネットショップよりホームセンター店舗のほうが安く手に入るようです。

ACタップの固定方法は、長年悩まされてきたので、久々のお気に入り商品を見つけました。エレコムは消費者ニーズをとらえた製品を作るのがとても上手なメーカだと思います。

ACタップ固定部分の寸法もわかりましたので、これから順次、既存のタップをこのエレコムのECTタップに入れ替えていこうと思います。