前回の記事においてChromecastの映像出力をIO-DATA製のGV-HDRECで録画する方法を記載しました。
この環境で安定してLCD表示と録画を両立出来るようになりましたが、別モニターで録画するときはChromecastとHDMIスプリッターをセットで繋ぎ変えする必要がありました。
HDMI端子は通常LCDの背面にありますので、接続替えは地味に面倒な作業に感じましたので、追加でHDMIスプリッターを追加導入することにしました。
1台は動く環境が揃っていましたので次はお試しで激安品を選定してみました。
Amazonさんで売っている激安スプリッターを選択
HDCPで制限が加えられているHDMIは、HDCO解除機能をもったスプリッターを挿入することで解除できます。
前回の記事で購入したDAIADのHDMIスプリッターを触っているとAutoとCopyの切替スイッチがあるスプリッターであれば、HDCPが解除できると想定ができましたので、今度はAmazonでHDCP切替スイッチが入った安価な(2,000円程度)な製品を購入してみました。
到着した商品を見てみるとかなり小さいです。商品には、日本語と英語の取扱説明書が同梱されており、HDMIスプリッターの型番はSP901と記載されていました。
早速、IN端子にChromecast、Out端子にPC用LCDを接続して動作させてみると、LCD画面にChromecastの待ち受け画面が表示され、HDCPが解除出来ていることが確認できました。(HDCPがかかっている場合は、真っ黒の画面で映像が表示されません。)
購入してから気づいたのですが、この商品は入力HDMIからの給電駆動に対応しており、Chromecastの信号入力だけでも切替器は動作しました。
アマゾンの仕様説明欄や日本語の説明書には、HDMI給電の記載は見当たりませんが、英語の説明書には"Nomary, no power is needed"と記載されており、いわゆるバスパワー駆動に対応していました。
バスパワー駆動ができると、このスプリッターをHDMI信号の間に挟むだけで、HDCPが解除できますので、配線が減って利便性がかなり向上します。(DAIAD製のHDMIスプリッターはバスパワー駆動が出来ません。)
HDCPの切り替えスイッチは通常Autoで問題ないようです。試しにHDCPに対応していないモニターにも繋いでみましたが、Auto/Copyのどちらでも画面表示してくれました。このあたりの動作仕様はDAIAD製と全く同じです。
簡素ですが必要十分の良い商品です
この商品は先行で購入したDAIAD製と同じように動きました。
おそらく同じICチップを利用しており、機能面は同等だと思われます。120fpsで動かす等の特殊な機能性を要求しなければ問題なく動作すると思います。
このHDMIスプリッターは、HDMI給電だけで動きますし、価格も安く、素晴らしい商品です。LCDモニターしか持っておらずChromecastが映らない、GV-HDREC等のHDCP未対応機器が使えないなどの問題を抱えている方にはおすすめの商品です。