カシムラ タイヤ空気圧センサーKD-220 TPMSを購入&取付け

Automobile

通勤に自動車を使っているのですが、走行中タイヤの調子がおかしいと感じて、勤務先に到着後にタイヤをみるとパンクしていたので、慌てて休暇を取得して近くのオートバックスへ乗り入れました。

オートバックスで応急修理を依頼したところ、「水かけテストでも空気が漏れている場所は見つからない、タイヤが古くひびも散見されるので、バルブの劣化で空気が抜けたと思う。本日は空気圧を高めに入れるので、早めのタイヤ交換のご検討を。」とのことでした。

前回の記事でクーラントの残量警告を対処したのに今度はタイヤトラブルです。タイヤ交換はDIYが難しい作業ですし、依頼するとそれなりの時間と費用を消費しますので、交換の段取りが整うまで様子見することにしました。

毎朝の点検をすることにしましたが、朝の慌ただしいときの運行チェックは大変ですので、空気圧センサーを導入することにしました。

タイヤ空気圧センサーはTPMSと呼ばれる

タイヤの空気圧センサーは、TPMS(Tire Pressure Monitoring System)と呼ばれており、最近の輸入車は装着が義務化されているので標準装備となっています。

このアウディTTは義務化される前の自動車ですので当然ながら何もついていません。

レクサスなどの最近のグローバル日本車は既に標準装備となっていて、タイヤ内にセンサーを埋め込む方式が採用されており少しお高めの仕様です。

レクサスの新車保証は5年ですから、純正TPMSのバッテリーは10年、もしくは、走行5万キロの早い方まで持つように設計されているのでしょうね。

Audi TTは後にタイヤ交換することになるので、今回は後付けが可能なバルブキャップ交換式のTPMSを選定してみました。

後付TPMSはたくさんある

TPMSを選ぼうとAmazonさんを見てみると、大量の中華製品が出品されており、選べないくらいにたくさん出てきます。タイヤトラブルは自動車としての機能を無くす故障なのでかなりの需要があるのでしょう。

しかし中華製品を見ていると、いずれもレビュー評価が4未満と低く、「太陽電池方式が動かなくなった」、「液晶画面が映らなくなった」、などのコメントが多数見られました。

その中で国内メーカのカシムラ製だけは評判が良かったので、今回はこれを選択しました。

国内メーカ製と言ってもMade in Chinaですから、製品の内容は中華のものとほぼ同じだと思います。

カシムラのTPMSは、受信器がソーラーパネルのようなバッテリー搭載モノではなく単純なUSB給電であること技適も取得していることホームページがきちんとある日本の会社であることが評価となり、選択のポイントでした。

購入前の注意点としては、後付け方式のTPMSはバルブが大きいのでホイールに干渉しないことを入念にチェックしておく、くらいでしょうか。

商品の品質チェック

この製品は近隣のショップでは扱っていないので、ECサイトで注文して2日後に商品が到着しました。商品の中身は、バルブキャップ✕4、レシーバー、脱落防止ナット✕4、付属レンチ、取り付け金具・シールです。

センサーには電池が入っており周波数は429.5MHzに設定されています。アマチュア無線帯域の少し下の特定省電力が使う帯域ですね。

バルブ口側はアルミでキャップはプラスチックです。バルブとキャップはパッキンが入っており、きちんと止水処理されています。

中華製の受信器はソーラーパネルが付いていて配線不要で便利そうに見えますが、エンジニアの視点からみてみると自動車内は内蔵バッテリーへの環境が厳しすぎて長持ちしないと思うので、安心してつかうには電源直結タイプがいいと思います。(参考までにドライブレコーダーもKENWOODのバッテリー非内蔵品DRV-830を選んでトラブルは皆無)

見た感じは、特に荒っぽい梱包もなく、必要十分のパッケージでした。悪く無いと思います。

取り付け作業

取り付け直前に空気圧ゲージ付きフロアポンプをつかって空気圧確認をして、このTPMSをタイヤに取り付けました。取付作業はカシムラのHPにあるとおりで簡単でした。

  • バルブキャップを外す
  • 脱落防止ナットをバルブ奥に取り付ける
  • センサーを取り付ける(バルブが開くので空気が抜けるが、締め付けると止まる)
  • 脱落防止ワッシャ-を締め付ける

フェンダーからの飛び出しはぎりぎりです。飛び出しはしていませんが車検時は検査官の目視検査でアウトになる可能性がありそうで、取り外しておいたほうが無難だと思いました。

バルブはナットで締め付けているので、空気入れをするときはナットを緩める必要があります。そのため付属の工具とキャップは袋に詰めてかならず車載しておく必要があります。

モニター受信器は、USB-Aですので自動車にあるUSB充電器から電源を取ることにしました。

充電器はそれほど頻繁に使いませんので、当面は手動で抜き差しで対応します。

使用してみるとしっかり動く

センサーは、空気圧を検知、かつ、タイヤを動かさないと起動しないようなので、少しだけ車を動かしてみるとすぐセンサーに値が表示がされました。

特段問題なく動いていますし、温度まできちんと出ています。これで毎朝のチェックはほぼ不要になります。

これでタイヤは繁忙期(車検の3月や、スタッドレス履替えの12月,4月)を避けて交換できるようになりました。

今回は取り付けただけですが、商品自体もしっかりしており、お値段並の良い製品でした。これからほぼ毎日チェックするので、使用感は追ってレビュー追記したいと思います。

1週間使ってみての感想

通勤で一週間使ってみた結果、時間節約になり、この商品にとても満足しています。冬場の寒いときにタイヤの状態を見てから乗車するというのはとても大変です。

車速が時速20kmにならないと計測スタートしないという仕様ですが、概ね200~300m走行すればきちんと信号を拾って表示してくれます。カシムラのTPMSで通勤の安心感が格段にあがり、時間の節約にも貢献しました。

長期的な観点はこれからの評価ですが、特段不満になる箇所もなく、この商品は買ってよかったです。

1ヶ月使ってみての感想

使用からおよそ1ヶ月経過しました。冬場で電池に厳しい低温環境ですがきちんと動いてくれます。バッテリー寿命は8ヶ月と記載がありましたので、余裕を持って交換用バッテリーを手配しておきたいと思います。

6ヶ月使ってみての感想

使用からおよそ6ヶ月経過しました。通勤する平日はほぼ毎日見ていますが、きちんとモニターしてくれます。5月にタイヤを交換して一度センサー側を脱着をしましたが、サビなどの固着もみられず特段の問題はありません。センサーを新しいタイヤに戻しても快調に動作しています。

10ヶ月使ってみての感想

使用からおよそ10ヶ月経過しました。まだ電池切れはしておりません。毎朝きちんとモニターしてくれます。冬季に近くなると冷間時の空気圧が減るのでパナレーサーのフロアポンプで空気圧を調整しました。フロアポンプのゲージ値とピタリと合いますので、計測精度も必要十分かと思います。