Audi TTに使っていたドラレコCowon AW-1が故障したため、KenwoodのDRV-830に換装しました。
ドラレコ故障原因と次機種の選定
Cowon AW-1が故障した原因は、内蔵しているリチウムポリマー電池(60mAh程度)の劣化です。
劣化したバッテリーが悪影響して、本体回路に電源が供給されなくなったようです。
Amazonで売られている汎用電池を使って修理にチャレンジしようと分解してみましたが、バッテリー接続コネクタが固着していましたので寿命と考えて修理を断念しました。
ドラレコは、通常、電源OFF時のSDカード破損防止のために2次電池を内蔵しています。
リチウムポリマー電池を使っているドラレコは、電池の劣化で数年で動作しなくなるため、最近はほぼスーパーキャパシタ(大容量コンデンサ)に置き換わっているようです。
後継ドラレコはミラー型にしようか悩んだのですが、以下のAW-1の不満をほぼ解消してくれるものが見当たらなかったので、2018年発売のKENWOOD DRV-830を中古で調達することにしました。
- 高温停止する:Cowon AW-1は夏場はまともに動かず...
- +12V単電源駆動であること:Audi TTには+5Vコンバーターを置くスペースがほぼない
- スーパーキャパシタを採用していること:経年劣化がほぼ無視できる
- 駐車録画に対応:常時電源ケーブル付きを購入すればOK
- デュアルSDカードスロット:一方のSDカード故障でも録画漏れがない
両面テープの選定
中古ドラレコですので、取付ブラケットの両面テープは新たに自己手配する必要があります。
純正品の補修両面テープも売られているのですが、3MのVHBを使っているようでしたので、エーモンから発売されている同等シート品を購入し、ブラケットの接着面サイズに切り抜くことで対処しました。
取付けと配線
DRV-830を駐車録画モードで動作させるためには、ACCとBATTの2電源を接続する必要がありますので、右側ヒューズボックスから電源をとりました。
取り出しにはエーモンのヒューズ電源を使い、取り出し位置は取説で調べました。
ドラレコまでの配線は、ピラーとルーフの内装を通していくのですが、ルーフライナー張替え時と同時におこないましたので、それほど手間はかかりませんでした。
ドラレコ本体の取り付けは、窓とブラケットをエレクトロニッククリーナーで脱脂してから貼り付けます。
あとは、ドラレコ本体に電源コネクタを挿入すれば、すぐに機能動作します。
AudiTTは窓ガラスの曲率が大きいため、粘着テープの中央に気泡が入ってしまいますが、両面テープに3M VHBを使っているので、ドラレコ程度の重量なら外れることはないでしょう。
このAudi TTも14歳になりました。輸入車はいろいろと壊れて手間がかかるのですが、スタイルや動作性能には不満はないため、もうちょっと乗り続けたいと思います。