モトローラ(現在はレノボ傘下)からmoto g52jが発売されましたので、発売日(2022年6月3日)に購入しました。
筆者が運用するスマホは全部モトローラですが、g52jがかなり魅力的な端末でしたので、思い切って一番古いmoto g5sを更新することにしました。moto g5sは2017年春モデルでしたので通算5年も使っていたことになります。
電話としての機能はmoto g5sでも不満ありませんが、バッテリー持ちが悪くなってきたこと、OSがAndroid 8で動作しないアプリが増えてきたので、更新を決めました。
Snapdragon 695スマホが3万円台で買える
今回のmoto g52jの購入は、キャリア契約しているIIJから購入しました。価格は29,800円とかなり安く購入することが出来ました。どうやら楽天モバイルの月額0円の廃止により、格安SIM各社がMNP端末割引キャンペーンを強化しており、どの端末もお安く買える状態でした。
moto edge 30 proという上位機種も同時発売になっています。moto edge 30 proはSoCにSnapdragon 8 Gen 1を実装しており、別世界並に高速ですがお値段も7万円と気軽に買えるレベルではないため、今回は見送りました。(参考)IIJでは発売と同時にすぐ売り切れになりました。
あとmoto g52jから充電器とUSBケーブルが付属していません。motoの充電器は品質が良かったので少し残念ですが、コスト競争のためには仕方ないと思います。
moto g52jはTurboPowerという高速充電に対応しているため、充電器を持っていない場合はQualcom Quick Charge対応のAnker製品の購入がおすすめです。
またXiaomiと違い表面の保護シールも付属していません。メーカ純正品の設定もありません。
筆者は保護シールにアスデック社のPET素材の製品を使っています。スマホの保護シールは落としても割れないPETがベストですね。非光沢は1年くらい使うとテカってきて見栄えが悪くなるため、最近は光沢を購入しています。
moto初の防塵防滴(IP68)とFelica対応
SoC以外のもう一つの注目機能としては、防塵防滴(IP68)とおサイフケータイ(Felica)対応があります。
これらの対応は、本体の設計を変える必要があるようで、新しい筐体のプラットフォームに変わっており、実機を確認してみたところ以下の部分が設計変更されていました。
- コネクタ:IP68仕様(これまではIP32防滴)
- イヤホン端子:上側から下側に移動
- 指紋認証:背面から電源ボタンを兼ねたものに変更され、配置は側面へ移動
- Googleアクションボタン:新規追加(カメラのシャッターなどに使う)
付属のケースカバーに防水パッキンはありませんでした。1世代前のスマホは充電時にカバーを取り外す必要がありましたが、moto g52jはコネクタ自体がIP68対応の部品が使われています。
ただし、コネクタの端子はむき出しですから、濡れた状態で充電するとショートして壊れる可能性があります。
取説には、濡れた状態や水没状態での使用は想定していないと書かれていますので、日常使用における防塵防水です。風呂場で常用するなどという使い方は、故障するリスクを増やすだけなので、やめておいたほうがいいです。
Androidスマホの引っ越しは簡単です
Androidスマホの引っ越しは、購入したスマホ側のガイダンスに従って進めました。
手順は以下の3ステップです。アカウントもパスワードも入れる必要がなく簡単です。
- 引っ越し前の端末のbluetoothをONにする
- 引っ越し前の端末で「オーケー グーグル デバイスのセットアップ」と話す
- ●♠□▲のような記号確認が出るので、移動許可をタップする
ガラケーと3Gスマホの2台持ちが主流だった時代からは、考えられないくらい楽になりました。
ベンチマーク結果
SoCはsnapdragon 695で主にミドルレンジのスマホに使われる600番台の最新SoCです。ネット上のベンチマークで見ると、1世代前のsnapdragon 700番台に迫る性能がありました。
ネット上でもミドルレンジSoCとしては、かなり性能が高いと評判でしたので、早速、Antutuベンチ、3Dmarkベンチ、ツムツムゲームプレイをやってみました。
Antutuベンチ
Antutuのベンチスコアは39万でした。持っているミドルレンジスマホの中でも抜きん出て高速です。ミドルレンジとは思えない素晴らしい処理性能を持っています。
(参考)筆者の所有するスマホのAntutuベンチ結果
機種名 | 発売年月 | MPU(SoC)型番 | Antutuスコア(v9.3.9) |
moto g52j | 2022年6月 | Snapdragon 695 | 395,508 |
moto g8 power | 2020年6月 | Snapdragon 665 | 190,143 |
moto g7 plus | 2019年6月 | Snapdragon 636 | 161,721 |
moto g5s | 2017年6月 | Snapdragon 430 | 74,534 |
Fire HD10(2021) | 2021年6月 | MediaTek MT8183 | 170,255 |
Fire HD8plus(2020) | 2020年6月 | MediaTek MT8168 | 105,691 |
Fire HDはAntutuスコアはそれなりですが、電話アプリなどが動作しないため、アプリはかなり高速に動きます。
3Dmark (wild life)ベンチ
3Dmarkベンチ(Wild Life)のスコアは1,214でした。Google Pixel 4 が1,000程度、Oppo Reno5Aが1,600程度ですので十分高速です。
Oppo Reno5AのSoCは、Snapdragon 765Gと700番台なので別格レベルでかなりサクサク動くようです。次のモデルは2022年6月16日に発表されるとのことで要チェックです。
ツムツム(tsumtsum)も超快適
LINEの人気ゲームであるツムツムは、スマホ自体の処理性能がスコアに大きく影響しますので、プレイしてみました。
動作は、極めて快適でAmazon Fire HD10と同じくらいの体感速度でした。Amazon Fire HD10は、電話アプリが動いていないため、ゲーム類がとりわけ高速に動くのですが、それに匹敵する快適さでした。
進化したmoto g52jは買い
モトローラスマホはmoto g4から使っていますが、余計なアプリが一切入っておらず、機種変更時の管理が極めて簡単なので、まさにエンジニア好みの機種です。
スマホを2回降ってLEDライトがつくという機能も地味に便利ですし、設計品質も優秀です。
いまのところmotoで不満はありませんので、これからも使い続けると思います。