自動車の革シート清掃に最適!万能洗剤クイックブライト

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筆者の所有するAudi TTは革シート・革ハンドルとなっており、皮革製品を長持ちさせるためには、やはり定期清掃が欠かせません。

これまでに革製品専用のクリーニング洗剤はいろいろ使ってみましたが、ミンクオイルでしっとりさせるような効果のものばかりで、汚れを落とすという本来の洗剤本来の役目には不満がありました。

革製品のクリーニングは、昔TVショッピングで売っていた「クイックブライト(Quick Brite)
が最適」とのネット記事をみました。

そこで試しに購入してみたところ、想定以上に素晴らしい製品だったので、レビュー紹介します。

万能洗剤クイックブライトとは?

1993年頃でしょうか、民放のテレビショッピングで「万能洗剤クイックブライト」というものが、実演販売紹介されていました。当時はまた誇張宣伝だろうと思って、購入するまでには至りませんでした。

それからしばらく経って、1999年頃にはホームセンターでも普通に店頭に並ぶようになっていたので、いつでも買えると思っていたのですが、 クイックブライトのメーカーは2000年頃に日本市場から撤退しており、それから手に入らない状態が続いていました。

もう買えないかな?とググってみたところ、輸入してネットで販売をしている会社がありましたので、早速購入してみました。

出品社の紹介を見ると、クイックブライトはいわゆる「やしの実洗剤」とのことです。やしの実洗剤は、油分の吸収力に優れ、素材を傷めにくいという特性があるようです。

この洗剤を使う対象はなんといっても革製品です。半固形なので細部まで浸透して、油分をしっかり吸着してくれます。皮脂でテカっている自動車の革ハンドルや、色移りしやすい革シート、汚れが染み込みやすい革ソファーには、抜群の洗浄力を発揮してくれます。

クイックブライトのデメリットとしては、「拭き取り工程がいる」、「拭き残しがあるところには使えない」程度だと思います。

自動車の革ハンドルに使ってみる

それでは早速、手汗でテカっているアウディTTのハンドルを洗浄してみます。このハンドルはシボ加工がないノーマル仕様ですので、クイックブライトの洗浄に適しています。

クイックブライトはスポンジに多めにとります。油汚れを吸着するタイプですから、たっぷりとつけるほうが汚れがよく落ちますし、拭き取り工程がいるため少量で複数回するのは効率的ではありません。

洗剤の色は毒々しいピンク色ですが、おそらく誤飲誤食防止のための色付けだと思います。原材料は天然成分と紹介されているので肌にはやさしい部類のようです。

クイックブライトをハンドルに浸透させるようにしっかりと塗りつけます。少しの力で擦ると汚れが洗剤に吸着されます。

一通りスポンジで撫でるように擦り込んだら、乾いた雑巾やウエスでクイックブライトが残らないように拭き取ります。

拭き終えるとハンドルは見事にテカリが消えて、触った感じもサラサラになります。他の洗剤はもう論外というレベルにする素晴らしい洗浄力です。

注意点としては、半固形のクイックブライトのふき取りができなくなる箇所(ステッチ、シボ加工、凸凹加工)されている部分には使えないことが挙げられます。

写真でも継ぎ目に少し残っているのが確認出来ますが、洗剤が天然成分ですのであまり気にしていません。

シボ加工がされているハンドルの場合は、クイックブライトをしみこませた雑巾でもある程度ふき取りはできると思いますが、水に溶かしてしまうと吸着量も減ってしまうので、それほどきれいにはならないと思います。

後片付けのとき、スポンジやウエスを水洗いするのですが、このスポンジやウエスが使う前よりきれいになるのでクイックブライトの洗浄力には本当に驚かされます

他にも使えるもののふき取り工程は面倒

クイックブライトは、革製品以外でも激落ちなのですが、やはりふき取り工程がどうしても面倒なので、普通は洗浄と拭き取りが一度にできる液体洗剤のほうが楽です。

しかし、革製品やしつこい油汚れには抜群の洗浄力を発揮するので、長く売れているのでしょう。

以上、革製品で大変素晴らしい洗浄力を発揮してくれるクイックブライトの紹介でした。