前回はリアブレーキを交換しましたので、今回はフロントVブレーキを交換することにしました。
現状確認と準備作業
交換パーツは、リアと同型であるシマノT4000と、ブレーキロック防止用パワーモジュレーターを購入しました。

交換前の状態はこちらです。新車時から交換していないので、型式が古く、錆もひどいですが、これでもきちんとブレーキは効いてました。

交換作業
最初にVブレーキからブレーキワイヤーを外し、六角レンチを使ってブレーキを台座から取り外しますが、ブレーキ台座ネジはゆるみ止めが塗布されており、ほとんどの場合固着しています
前回のリアブレーキ交換ではボルトが固着して、ブレーキ台座ごと外すことになってしまったため、今回はラスペネを注油し、事前にねじの固着を外すようにしました。

ラチェットに六角をつけて、えいやっと回すと、パキッという音がして、今回は一発で外れました。

ブレーキガイドは経年による劣化で穴が開いてました。

ブレーキケーブルが外せたら、交換用のケーブルとケーブルガイドを既存の長さに合わせてカットします。
パワーモジュレーターのリードパイプの長さが違うので、ケーブルはすこし長めにカットしました。

カットが出来たら、ケーブルをケーブルガイド、パワーモジュレーターに通して、仮組み立てします。
ブレーキレバー側のケーブルガイドの端点はカシメて固定します。

新しいVブレーキを取り付けます。

ブレーキレバーを引いた状態になるよう、Vブレーキパッドがリムに接触するように押さえながら、Vブレーキ側のケーブルを仮固定します。
最初は一人作業が難しい作業ですが、なれれば一人で十分対応できます。

ブレーキレバーを何度か引いて、ケーブルの位置決めをします。
位置が確定したら、ケーブル固定ねじを本締めして、ケーブルエンドをカシメます。

これで完成!

フロントブレーキの交換は、ケーブル長も短く、ブレーキ台座が固着していなかったことで、リアよりも手早くできました。
最初にフロントをやればよかったですね。




