Cisco Catalist 2960L-16PSの設定を備忘録として記事にします。
先日、自宅WiFi用にAruba AP-535を購入したのですが、同時に購入したCisco Switch(初期化後)がPoE給電(af給電)となり、PoE+給電(at給電)が動作しませんでした。
調べてみるとCLIでいろいろ入れる必要があるとのことで、一気に各種設定をいれることにしました。
Zabbix監視、LACP(LAG)設定もやっちゃいました。
設定内容
コンフィグモード移行
設定はシリアルコンソールを繋いでコンフィグモードで行います。
設定モードに入る Switch# configure terminal 省略入力時 Switch# conf t Switch(config)#
ホストネーム
ホストネームとCLIパスワードの設定をします。
(config)# hostname Switch-2960L (config)#username admin privilege 15 secret 9 password123
IPアドレス設定
スイッチのIPアドレスはVLAN1に設定します。
(config)# interface Vlan1 (config)# ip address 192.168.10.3 255.255.255.0 (config)# no shutdown (config)# exit (config)# ip default-gateway 192.168.10.1 (config)# ip name-server 192.168.10.1
Web設定
WebでのGUIインタフェースを使う場合は以下設定を入れます。
Web GUIはターミナルのパスワードと別ですので、enable passwordで設定します。
(config)# ip http server (config)# ip http secure-server (config)# enable password password123
SSH設定
teratermで設定ができるようにSSHを起動します。
(config)# ip ssh version 2
NTPサーバー設定
NTPサーバーを設定し、時刻同期するようにします。
NTPサーバーはインターネットマルチフィードを設定すればよいでしょう。
(config)# ntp server ntp.jst.mfeed.ad.jp
ここまで出来たら基本動作は出来ていると思います。
シリアルコンソールでは遅いので、一旦write memoryして、LAN経由の接続に切り替えると良いでしょう。
PoE+給電
CiscoのPoEスイッチはCDP ( Cisco Discovery Protocol )というCisco社独自のプロトコルが動いており、この初期状態では802.11af(15W)しか駆動できません。
PoE+駆動をするためには多くの端末がサポートするlldpプロトコルを起動する必要があります。
(config)# no cdp run (config)# lldp run
スパニングツリープロトコル検知高速化
Ciscoはスパニングツリープロトコル検知(通称:スパツリ)があるため、Lanコネクタを差し込んでもすぐにLinkアップしません。(60秒の時間を要します)
最近はLAGが主流となり、スパツリで組まれているシステムでない場合は、ラピッド検知をオンにしてLinkアップ検出時間を短縮します。
(config)# spanning-tree mode rapid-pvst
SNMP設定
ZabbixなどのSNMPサーバーがある場合は、SNMPを設定します。
- コミュニティ名(RO):[public]
- コミュニティ名(RW):[private]
- Zabbixサーバー:192.168.10.122
- Trap種類:all
(config)#snmp-server community private RW (config)#snmp-server community public RO (config)#snmp-server enable traps (config)#snmp-server host 192.168.10.122 version 2c private
Zabbix側は[Cisco IOS by SNMP]を使うと便利です。

LANポートごとにネットワークのトラフィックが可視化できました。

エラーディセーブル設定
Catalystスイッチでは、ソフトウェアがポートエラーを検出した場合、ソフトウェアがそのポートを自動的にディセーブル状態にします。この状態のことをerrdisable(エラーディセーブル)と呼びます。
ポートが[errdisable]になると、そのポートではトラフィックは送受信されなくなり、そのポートのLEDはオンレジ色になります。
[errdisable]の設定は以下で行えます。
検知トリガーはいろいろ設定できますが一般家庭の場合はallに設定しておいてもいいでしょう。
(config)# errdisable recovery cause all
エラーディセーブル解除
エラーディセーブル状態は、LANポートを[shutdown]→[no shutdown]することで復旧できます。
最初にerr-disabledとなったポート状態を調べます。
#show interfaces status Port Name Status Vlan Duplex Speed Type Gi0/1 connected 1 a-full a-1000 10/100/1000BaseTX Gi0/2 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX Gi0/3 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX Gi0/4 connected 1 a-full a-1000 10/100/1000BaseTX Gi0/5 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX Gi0/6 connected 1 a-full a-1000 10/100/1000BaseTX Gi0/7 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX Gi0/8 connected 1 a-full a-1000 10/100/1000BaseTX Gi0/9 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX Gi0/10 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX Gi0/11 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX Gi0/12 connected 1 a-full a-1000 10/100/1000BaseTX Gi0/13 notconnect 1 auto auto 10/100/1000BaseTX Gi0/14 connected 1 a-full a-100 10/100/1000BaseTX Gi0/15 err-disabled 1 auto auto 10/100/1000BaseTX Gi0/16 connected 1 a-full a-1000 10/100/1000BaseTX Gi0/17 notconnect 1 auto auto Not Present Gi0/18 notconnect 1 auto auto Not Present Po1 notconnect unassigned auto auto
Gi0/15がerr-disabledになっていることが判ります。
interface設定に入り、[shutdown]/[no shutdown]でerr-disabledを復旧します。
(config)# interface GigabitEthernet 0/15 (config-if)# shutdown (config-if)# no shutdown (config-if)# exit (config)# exit
ループ状態など、原因が除去されていない場合は、またすぐにerr-disabledになります。
復旧できない場合は、他スイッチに接続替えするなどして、原因を調べる必要があります。
LACP(LAG)設定
Aruba AP-535はLANポートを2port持っており、LACPを組むことができます。
LACPで2ポート給電することとなり、bt給電相当となりフル機能を使うことができます。
APへの配線前にCiscoスイッチ側で15番ポート、16番ポートをLACPに設定します。
※注意:先にスイッチ側をLACP設定しないとLoop状態となりポートが[errdisable]になります。
Switch> enable Switch# configure terminal Switch(config)# interface range Gi0/15,Gi0/16 Switch(config-if-range)# switchport Switch(config-if-range)# channel-group 1 mode active
AP側はLACP設定であることを確認します。
APのLACPはデフォルトでenableになっていました。
AP-535-1# lacp enable AP-535-1# show lacp AP LACP Status -------------- Link Status LACP Rate Num Ports Actor Key Partner Key Partner MAC ----------- --------- --------- --------- ----------- ----------- Up slow 2 9 1 00:c1:b1:0c:d5:80 Member Interface Status ----------------------- Member I/f Name Permanent MAC Addr Link Status Member of LAG Link Fail Count --------------- ------------------ ----------- ------------- --------------- eth0 a8:5b:f7:c6:d9:a8 Up Yes 0 eth1 a8:5b:f7:c6:d9:a9 Up Yes 0
