2.5inch SSDのクローンを取るため、SABRENT製のSATA変換アダプタ(EC-SSHD)を購入しました。
この手の商品はかなりの種類が発売されていますが、SABRENTを選択した理由はクローンソフトの「Acronis True Image for SABRENTが付属」しているためです。
他にAcronis True ImageをバンドルしているSSDメーカーは、"Sandisk/Western Digital"と"Crucial"がありますが、どちらも同社のSSD専用であり、OS起動ディスクが他メーカー製であるとSSDが認識されずクローン作業が出来ない仕様となっています。
しかしこのSABRENT EC-SSHDは、変換アダプタを差し込むことで、すべてのSSD/HDDが認識されるため、OS起動ディスクがどのメーカーであってもクローンが出来、SSDメーカーを選ばないという利点があります。
SSDケースが無いクローン専用ケーブル
最初にいっておきますが、この製品はケーブル単体でSSDのケースがありません。
持ち運びできる外部ストレージとしてはかなり使いにくいです。
筆者は、SSD入れ替え時のOSクローン作業やISOファイルを書き込んだOSインストールに使っています。
価格も安い製品ですので、割り切った使い方が適していると思います。
Acronis True Image for SABRENTのインストールと認証
Acronisのサイトからクローンソフトをダウンロードし、PCへインストールします。
ソフトが起動出来たら、変換アダプタの挿入を促されるので、変換アダプタにストレージをつけてPCに接続すると、認証されAcronisが使えるようになります。
Sandisk/WestanDigitalのバンドルAcronisは、起動してから認識されたSSDをチェックする必要がありましたが、Sabrent版はUSBを差すことで認証され、すべてのストレージが見れるようになっているようです。
おすすめのAcronis True Image操作手順
クローン作業は数時間の時間がかかることがあるため、筆者が普段つかうクローン手順を紹介します。
ソフトを立ち上げて、Tools > Clone Diskを選択します。
Clone Modeは"Manual"がおすすめです。
Source Disk(クローン元)に現在のOS起動デスクを選択します。
インタフェースは通常SerialATAまたはM.2になります。
Destination Disk(クローン先)は新しいSSDを選択します。
インタフェースは今回購入したSabrent-USBであることを再確認してクリックします。
Disk Usageは"To replace a disk on this machine"(このPCのディスクを入れ替え)を選択します。
Move Methodは"Proportional"を選択します。
パーティション容量調整を自動で行ってもらえるため、パーティション調整の手間が節約できます。
今回はWindows7時代から使っていたSSDで、100MbのUEFI領域がない状態のSSDでしたが、クローン後は新た生成されていました。
Proceedをクリックするとクローン作業が開始されます。ここからはPCに触れないようにします。
SATAやUSB I/Fの種類と速度にもよるのですが、250GBで約2時間位かかります。
クローンが終了後、USBを抜いて電源OFF、PCの起動ディスクを入れ替えをします。
起動後、ウインドウズマークの右クリック>ディスクの管理を起動して、パーティションが無駄なく割り振られていること確認して確認して作業終了です。
購入前にAcronisバンドル製品であることを確認しましょう
WindowsOSにおけるSATA I/Fストレージ換装は、SabrentのEC-SSHDがあれば万全です。
Acronis自体がサブスクリプション販売に移行しているので、Acronis True Imageの単体ソフトを購入するよりもかなりお得になると思います。
注意点としては、同じSabrent製品でもAcronis True Imageがバンドルされていない製品もあるようです。
買ってからAcronisが動かないと失敗しないように、パッケージに「Acronis FREE」と記載されていることをよく確認してくださいね。
注記:同じSabrentからもM.2仕様の変換ケーブルも販売されています。M.2仕様でもAcronisが動くという情報があるようですが、筆者はまだM.2へ移行してないため未検証です。