【ユーザー車検】自動受付機による作業手順(最速40分)

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先日、LEXUS NXのユーザ車検を行ったのですが、車検場からの案内メールで電子受付も可能となっていましたので、実施してみることにしました。

電子受付を行ってみると、車検場での書類の起票作業がかなり軽減され、40分でユーザー車検が完了し新しい継続車検証が発行されましたので、その要領について記載します。

車検場の予約(事前作業)

ユーザー車検は、車検場の予約が必要です。

前日までに自動車技術総合機構のインターネット予約システムで管轄の車検場を予約し、予約番号を取得しておきます。

予約時間(ラウンド)は、第1ラウンドがオススメです。

第1ラウンドをおすすめする理由としては、同日の再検査が3回までとなっているためです。

もし、不適合項目が発生した場合、近隣のカーテスター屋さんで調整&修理することにより、第2ラウンド以降の再検査で同日合格することができます。

なお、試験3回で合格できない場合、翌日以降に別料金を払って再検査となります。時間とお金とももったいないです。(それでもディーラー車検より安い)

特に光軸検査は、ディーラーや認定工場の車検で合格していても、車検場の測定器では不適合になる場合がありますので、2回目試験は考慮しておいたほうがいいです。

予約時間を選ぶと、車台番号車検証に記載されている画面になりますので、車台番号、氏名、電話番号を入力して、予約が完了します。

予約が完了すると登録したメールアドレスに予約番号が通知されます。

予約作業はとても簡単です。

車検場での書類の起票

以降は、車検当日の立ち回りについて記載します。

車検場では、(1)継続検査票、(2)継続検査申請書、(3)重量税納付書の3通の書類を起票します。

車検場に自動受付機が設置されている場合は、係員による窓口チェックが不要となりますので、是非使いましょう。

自動受付機で、現行の車検証に記載あるQRコードを読み込ませると、車両番号等が印刷された3書面がプリンターから出てきますので、赤字で囲われた部分に○を記入するだけで記載完了(※)です。

※継続検査申請書と重量税納付書は、予約システムでは住所を入力しないため、手書きで住所と氏名を書く箇所は残存します。

また書類用紙は、継続車検の受付窓口に備え付けられていますから、従来どおりの手書き記入でも問題はありません。

費用の払込み(収入印紙貼付&自賠責保険加入)

次に費用の払込をします。

ユーザー車検に要する費用は、検査手数料、重量税、自賠責保険の3項目です。

車検場に併設されている交通会館(保険屋さんや行政書士事務所が入っている建物)へ移動し、収入印紙を購入することで払込みします。

払い込む窓口はそれぞれ別なので注意してください。

  • 車検手数料、重量税:作成した書類を窓口に提示し、費用を払うと、収入印紙(※)を各申請書に貼り付けてもらえます。
  • 自賠責保険:ビルに同居する保険屋さんで継続加入します。(税金類の払込窓口でも扱っている場合もあります。)

※注記:収入印紙が廃止されている自治体もあり、費用の払込方法は、各自治体で異なる可能性があります。適宜ご確認ください。

参考までにLEXUS NX(ガソリン車)で払込みした費用は以下の通りです。

  • 重量税(~2.0t):32,800円
  • 自賠責保険:20,010円
  • 検査代:2,300円

計 55,110円

検査代は、街の格安車検(素通し車検)でも9,800円はかかりますから、ユーザー車検は安いです。

検査レーンで車両を検査する

書類に収入印紙を貼り付けたら、自動車に乗って、検査レーンに並びます。

検査レーンでは、最初に検査官による灯火類の目視検査がありますので、その時にオートハイビーム、オート駐車ブレーキ 、トラクションコントロールシステム(TRC)をOFFにしておきます

これらの安全装備機能がONの状態であると検査レーンで不適合となるリスクをあげるだけですから、このあたりは動画での予習もおすすめします。

合格書類を提出する

検査に合格したら、書類一式を窓口に提出します。

書類に不備(不適合箇所の残存、収入印紙の金額不足、24ヶ月点検の未提示など)があると、呼び出しがあり、修正または添付するよう指示されます。

また24ヶ月点検の記載方法はこちらの記事を参照してください。24ヶ月点検は単なるチェックシートですが法定点検です。ユーザー車検を行う以上は、責任を持って実施するようにしましょう。

書類提出すると10分くらいで車検証が発行されます。

車検シールを張替えする

車検シール(前面窓ガラスに車検適合を示すシール)は出来るだけ速やかに張替えします。

車検シールを古いままで公道を走行した場合は、50万円以下の罰金が科されますので、車検場での張替えがベストです。

車検シールは2つ折り仕様から3つ折り仕様に変更されていましたが、貼り方自体は大差ないです。

自動受付を使うと所要時間は40分で済む

筆者が自動受付で車検を通してみたところ、9:20に車検場へ入場し、出場したのは10:00で、40分で完了することが出来ました。

車両テストの混雑状況にもよりますが、書類作成に殆ど時間を使わなかったのが、時短に繋がりました。

ユーザ車検は24ヶ月点検さえできれば、所要時間・コストとも最小に済みますので、是非トライしてみてください。