【PS5】DualSenseをドリフトしないTMRスティックへ交換

Repair/ Renewal

数年前にドリフト対策で分解清掃修理したPS5用コントローラですが、スティックがボロボロになってきたので、原理的にドリフトが発生しないTMRスティックにに換装しました。

TMRはトンネル磁気抵抗効果(Tunnel Magnetoresistance)を利用した高感度な磁気センサーで、主にハードディスクの磁気ヘッドなどに使われてきた技術です。

先行してホール効果を用いたスティックも発売されていますが、一般にはTMRのほうが感度が良いとされているため、これから換装を考えておられる方はTMRの選択がベターと思います。

TMRスティックのメーカ選択

DualSense対応のTMRスティックは中国メーカーからいくつか発売されていますが、オリジナルのアルプス製スティックと感度が同等であるものを選択するようにします。

いろいろとWebを調べた結果、グリキット(Gulikit)製がアルプス製の感度と遜色ないとのことだったので選定となりました。

TMRセンサーは可変抵抗器が無く、接触する部分がないため、原理上はドリフトしません。

交換用道具の準備

DualSenseのスティックは、スルーホール基板にハンダで固定されています。

このスルーホールのハンダを除去するにはハンダ吸引機が必要ですので、この記事をみて道具を揃えるようにしましょう。

現状確認

スティックのドリフト状態はWebアプリのgpadtesterを使って確かめます。

Webアプリですので、DualSenseをUSB-Cで接続すれば、自動で認識され、入力状態がモニターできるようになります。

Gamepad testerはスティックの軌跡がでるため、ドリフト状態が目視出来ることから、一番便利です。

修理前は右スティックに激しいドラフトが出ていました。

 

スティック交換方法

前カバーを外します。

カバー下に隠れている+ネジを0番のドライバーで外します。全部で4本あります。

フレキケーブルを外します。上部、下部、右、左、の全部で4本あります。

ハンダで止められている赤・黒の電線を外します。

この電線は表面実装なので簡単に外せます。

古いスティックをスルーホールから外すため、新しいハンダを多めに盛っておきます。

ここで使うハンダは鉛フリーではなく、鉛入りがおすすめです。

部品外し専用の低温ハンダをお持ちの方はそちらを使うほうがいいです。

スルーホールのハンダを吸い取り機で除去します。

少し温めてから吸引するのがコツです。

スティックの本体パーツが外れたら、Gulikit製スティックをはんだ付けします。

あとは取り外しと逆の手順で組み立てれば、交換完了です。

動作確認

本体のネジを締める前に、gamepad testerにつないで動作確認をします。

TMRスティックに換装したところ、動作も不自然なところもなく、アルプス製と大差ないように感じられました。

繊細なコントロールを使うバロラントをやってみましたが、ストレスなくエイム出来ました。

このTMRスティックはとても気に入ってしまったので、後日、任天堂スイッチのジョイコンも交換する予定です。

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