絶対買いのAndroidタブ Amazon Fire HD 制約を理解して使いこなす

Hardware

これまでAndroidタブレットにASUSTek製ME572CLを使っていたのですが、バッテリーが膨らんで動作しなくなっていました。

しばらくの間、タブレット端末はLet's note RZ4で代用していたのですが、Windowsアプリはタブレット端末としては使いにくく、不満がたまっていました。

ME572CLの電池交換(約4,000円もする)も検討しましたが、購入が2014年と古く、RAMも1GBと極小のため、youtube鑑賞でもよく固っていたので、DIY修理せずに買い換えることにしました。

SDカードが工具なしで外せるタブレットを探す

タブレット端末の利用目的は、オンラインでのYoutube動画視聴と、オフラインでSDカードに保存した動画視聴です。

SDカードは動画の入れ替えなどで頻繁に抜き差しするため、工具不要で脱着できる仕様を前提として機種を選択したいところです。

ネットショップを調べてみると、工具なしでSDカードが脱着できるタブレットは、ほとんど販売終了となっていて以下の2機種くらいしかありません。(WindowsのタブレットPCは除外しています。)

  • NEC LAVIEシリーズ
  • Amazon FIRE HD

NEC LAVIEは、量販店の店頭で工具無しでSDカードが抜くことができるのを確認しましたが、現行モデルはHPでもSDカードが抜けるかどうかわからず、ネットにも情報がありません。またLAVIEは元はビジネス向けの商品ですから、価格が3-4万円とコスパも悪いので見送りすることにしました。

一方のAmazon Fire HDはAmazon販促用の位置付けのため、10インチモデルでも1万5千円と激安です。欠点としては、OSがFire OSというAndroidのカスタム仕様で、Googleストアがインストールされておらず、ストアからソフトが入れられないという問題があります。

ネットを見ていると、AmazonストアアプリにYoutubeとVLCがあって普通に動作するとの情報もあり、自分の使用用途では特に不満はなさそうだったので、ME572CLの後継機はAmazon FIRE HDに決定しました。

Fire HDのどのモデルを選ぶか?

Fire HDは7インチから10インチまで幅広いラインアップがあるので、機種選定に悩む方も多いと思います。

私は以下のように選定をしましたので、ご参考になればと思います。

  • RAMは2GB以上:ME572CLはRAM 1Gで良く再起動していた
  • 画面の大きさは7インチ以上:ME572CLは7インチで不満はなかった
  • SDカード容量は512GB以上:Fire HDは1TBまでサポートです(フォーマットはFAT32のみ)
  • 本体ストレージは32GB:SDカードを交換で使うため、最低容量の32GBで必要十分です。
  • CPUプロセッサはお値段次第:FIRE HD 8が第10世代、10と10 Plusが11世代で、FIRE HD 10のほうがサクサク動くはず

検討の結果、Fire HD 8 (9,980円), Fire HD 8 PLUS (11,980円), Fire HD 10(15,980円), Fire HD 10 Plus(18,980円)の4機種に絞り込まれたので、セールの実施まで悩んで見ることにしました。

FireHDはAmazonセールで5,000円引きになることがある

Amazon Fireは、セール期間だと最大5,000円引きで購入できるようです。

セールは概ね5~6ヶ月間隔で実施されているようで、特段の予告はないみたいです。参考までに前回のセールは2021年5月でした。

10月に入ってそろそろセールが開催されるか!?と思っていたら、10月下旬にやってきました。

上述のリンクからお値段を見てみると、見事にFire HD 10が10,980円です!、ということでFire HD 10をポチりました。アマゾンはプライム会員でなくとも送料無料の商品が多く、とてもうれしいです。

製品レビュー

購入して2日後に商品が到着しました。

早速開けてみると軽いことに驚きました。カタログ値どおり460g以下です。これなら寝転びながら使っても疲れません。

もちろんSDカードは工具無しで脱着できます。

SDカードのフォーマットは、FAT32しか対応していないのが難点ですが、最大容量は1TBなので数年は大丈夫でしょう。

充電器は9W品、充電ケーブルはType-A -Type-Cの1m品が添付されています。

これで10,980円とは破格の製品です。

Fire HDの機能上の制約について

Fire HDはコスパに優れた端末ですが、最近のスマホと比べていくつかの機能上の制約がありますので簡単に解説しておきます。

制約を理解して購入するということは速効性のある節約につながりますが、購入を考えておられる方は自分の使い方に合うかどうかを確認することをおすすめします。

複数アカウントで使い回しが出来ない

Androidタブレットと決定的に違う部分は、「複数アカウントで使えない」という点です。Amazonのアカウントと連携して動くため、アカウントは一つだけに制限されています。

家族での共有端末としての使い方に制限されており、各人のプライバシーを確保したPCのような使い方は出来ません。

マルチアカウントで使うにはAndroidタブレットを購入するしか無いのですが、どちらかというとFire HDを人数分買ったほうがコスパが優れると思います。それくらい衝撃的な価格のタブレットです。

指紋認証やカメラ認証がない

最近のスマホで当たり前のようについている、指紋認証やカメラ認証といった機能はありません

端末のロック解除は、「電源ボタンを押す」→「上にスワイプする」→「パスコード入力(またはパターン入力)」といった古典的なやり方のみです。

Amazonランチャーが独特=慣れます

ホームアプリを管理するAmazonランチャーは、デスクトップにフォルダを作ってアプリをまとめて放り込むなどといった管理が出来ません。またAmazonのアプリストア経由で勝手に宣伝を表示をすることも多々あります。

この不満に対しては、ランチャーをNOVAランチャーに変更してスマホと同じような操作体系にすることも可能ですがFire OSのアプデ時に元に戻ってしまいます

過去スマホで色々改造したことありますがこのOSアプデはどうやっても回避できません。

Amazonランチャーは操作が単純で簡単ですから、そのまま使うのがベストだと思います。

お値段以上のFire HD

アマゾンでは動作が遅くて使えないとか、Amazon専用端末でAndroidタブレットとしては使いものにならない、Kindleで大量の書籍を買うと動作がおかしい、などいろいろなレビューコメントを見ましたが、筆者はAndroidタブレット端末としては素晴らしい製品だと思います

その証拠にFire HDの登場で多くのメーカーのAndroidタブレットが駆逐されています。

確かにFire HDはAmazon専用なので少々特殊な部分もありますが、努力でなんとかなる部分がほとんどで、総じてお値段以上の価値がある製品でした。

いろいろと手を加えながら楽しんで使っていこうと思います。