基幹ルーターをNEC IX2215からUDM-SEへ変更しましたので、改めてeo光のIPv6設定を行いました。
NEC IX2215ではIPv6の設定をするのに結構苦労したのですが、UDM-SEではものの10分くらいでIPv6設定ができました。
本記事の対象機種
UniFi OSが搭載されている以下機器ならどれでも対応出来ると思います。
- ドリームマシンプロ版 Dream Machine Pro (UDM-Pro)
- ドリームマシン特別版 Dream Machine SE (UDM-SE)
- ドリームルーター Dream Router (UDR)
※UniFiのIPv6は制約ありです!:UniFiのIPv6はPPPoEv6のみ対応します。NTTフレッツなどで使われるIPoEは対応していません。米国などの海外では、IPoEよりPPPoEv6が一般的であることが理由のようですから、将来的に対応してもらえるかは微妙なところです。
企業によってはNTTのおすすめのままで回線契約していて、IPoEでしか引いてない企業もあるので、ぜひとも対応してほしいところです。
UDM-SEのIPv6設定方法
UDM-SEの設定はブラウザ入力のみですのでとても簡単です。
(手順1)Internet側の設定
Network→Settings→InternetでWANインタフェースを選択します。
IPv6設定を以下の通りにします。設定をおこなうとIPアドレスが再割当てされ一瞬通信が切れますので、設定は通信が途切れても影響ない状態で行ってください。
- IPv6 Connection: DHCPv6
- Prefix Delegation: 64 (eo光はIPv4スタックなので64で良さそう)
(手順2)LAN側の設定
Network→Settings→NetworksでLANインタフェースを選択する。
AdvancedをManualに変更し、IPv6設定を以下の通りにする。
- IPv6 Interface Type: Prefix Delegation
- RA: Enable
- RA Priority: High
- DHCPv6 Range: デフォルトのまま
- DNS Control: Auto(default)
(手順3)ファイアウォールの設定
NEC IX2215でも実施していたファイアウォール設定を確認してみましたが、こちらはデフォルトで問題はなさそうです。
(手順4)IPv6通信テスト
IPv6テストサイトで通信テストを行い、IPv6と認識されれば設定は完了です。
UniFiはIPoEに非対応
UniFiはブラウザ形式での設定ですのでIPv6設定がとても簡単でした。
Prefix Delegationの値がわからなくて悩むところですが、eo光の場合はIPv4のデュアルスタックのため「64」で問題なさそうです。
他のプロバイダでのPrefix Delegationは「48」という設定もあるそうです。
どの値が適合するかは、プロバイダの通信仕様をみればわかるのですが、一般的に通信仕様は入手出来ないと思うので、試行錯誤してみるのが早いと思います。