現在メインで使用しているVPNルータのNEC IX2105が、NetMeisterというNECのクラウド管理サービスを使うことにより、ファームウェアを更新が出来るようになったので実施してみました。
ファームウェアのアップデート要件
ファームウェア更新は、次の要件を満たす必要がありました。
- IXのファームウェアがVer10.0以上
- NetMeisterにアカウント登録すること
- IXルータをNetMeisterに登録すること
ファームウェアVer.10以上というのが少々ネックですが、オンラインでアップデートできるようになったのは素晴らしいです。
ファームウェアバージョンアップ手順
手順は、NetMeisterの概要にあるとおりに行えばよく、次の4ステップだけととても簡単でした。
- ステップ1:NetMeisterのユーザーアカウント作成とログイン
- ステップ2:NetMeisterのグループIDの登録
- ステップ3:IXルータの管理画面からNetMeisterのグループIDを登録し、紐づけする
- ステップ4:NetMeisterからファームウェアアップデート実行
ファームウェアアップデートは10分程度の時間が必要です。
アップデート中は、ルータ再起動、および、PPPによるグローバルアドレスり割り付け待ちがあるのでネットワークが使えません。
ファームウェアのアップデートはネットワークが停止しても影響のない時間帯で行うようにします。
オフラインアップデート用のrapファイルは手に入らない
上述の手順どおり、作業を進めた結果、とても簡単にファームウェアがアップデート出来ました。
これまでのコンソール経由のアップデートをする必要はありません。
しかし、オフラインでアップデートするためのrapファイルは入手できないようです。この製品は、日本国内に制限されているため、ファーム頒布に制限が設けられているようです。
ファームウェアがver.9以前の方はNECと入手に関する契約を行う(中古だと代理店がなく入手困難)か、Ver.10以上の機器を購入する必要があります。
ルーターがインターネットにつながっていれば遠隔地も制御可能
NetMeisterは、元々DDNSサービスを提供しているので、ルーターをインターネットにさえつないでいればMACアドレス等により遠隔地のルーターも制御することができます。
これで遠方のルータも管理の幅が広がり、利便性が向上しました。