Audi タイヤ交換 NANKANG NSシリーズの選び方

Automobile

Audi TT(8J)に乗っているのですがいますが、先日のパンクトラブルによりサイドウォールが傷んでしまいましたので、タイヤ交換を行うことにしました。

Audi TTが履いている245/40R18というタイヤサイズは、日本製タイヤだとかなり高価(1本で2-3万、4本で10万円弱)ですので、老舗アジアンタイヤメーカー「NANKANG(ナンカン)」から選定することにします。

早速、NANKANGのHPを見たのですが、よく似た製品がたくさんあり、性能差もわかりにくく、選定にかなり時間を使ったので、自分なりに調べたことを記事にしておきます。

注記)中華製のKENDAやHAIDAなどの安価なタイヤメーカーもありますが、これまでにNANKANGで不満はなかったため、今回は選定対象外にしています。あらかじめご了解ください。

現在のタイヤNS-2とその性能

Audi TT(8J)が現在履いているタイヤはNANKANG(ナンカン)NS-2というモデルです。

このAudi TTは、近隣の修理屋さん経由でオークションから購入したのですが、摩耗したタイヤがつけられており次の車検には通らないとのことで、修理屋さんのおすすめでNANKANG NS-2を装着することにしました。

最初はアジアンタイヤに不安を感じましたが、結果的に4万キロ走ってもトラブルは全くなかったです。あえて不満を言えば、高速道路での高速走行で振動が少し出るとか、雨天時はほんの少し滑りやすいという程度です。これくらいの厳しい条件にならないと性能の体感はできません。

NANKANG NS-2で初めてアジアンタイヤを使うことになったのですが、日常の走行においては全く問題なく、不安も発生しなかったので、次のタイヤもNANKANGにしようと思うようになりました。

NANKANG NSシリーズの選び方

最初は、NANKANG NS-2をリピートしようかと思いましたが、どうせなら後継品にしてみようと思って調べてみました。

商品仕様は、輸入販売代理店のオートウェイのHPに概要仕様が記載されており、NS-2の上位グレードに位置する製品は、NS-20とNS-25が該当するようです。

値段をAudi TTのタイヤサイズ(245/40R18)で比較すると、1本あたり11,000円前後です。NS-20の方が若干安い(数百円)価格設定になっています。

NANKANGの輸入代理店であるオートウェイのサイトでは、次のような製品紹介がなされていました。

  • NANKANG NS-20:発売年は2014年頃。スポーツとコンフォートの両面を高次元で兼ね備えたNANKANGのプレミアムタイヤNS-20(エヌエスニジュー)は、ナンカンのスポーツプレミアムタイヤです。ドライグリップ性能、ウェット性能、ハンドリング性能、静粛性、快適性に優れ、高いレベルで燃費性能、耐久性も兼ね備えています。
  • NANKANG NS-25:発売年は2017年。広めの縦溝で排水性能を向上させ溝側面の段差によりグリップ性能も高めたプレミアムタイヤ。NS-25(エヌエスニジューゴ)は、縦溝を広めに取ることで排水性能を向上とウェット路面でも安定した走行をお約束します。また、ショルダー側の溝にTie-Barを配置し、ノイズを軽減。溝側面に段差を付けることでエッヂ効果を得られ、グリップ性能が向上しました。

タイヤは天然ゴムを硫化して作るのですが、その配合などの製造方法は企業ノウハウが多く含まれるので、HPには曖昧な性能指標が書いているだけです。購入者レビューも見て調査をしないと、製品の品質がわからないのは、30年前から変わっていませんね。

NS-25とNS-20のどちらを選ぶか?

NS-20とNS-25ですが、タイヤパターンが違うことを除いて、メーカーでは仕様の差をはっきりと明示していません。

発売年は、NS-25のほうが新しいのですが、違いはタイヤパターンくらいしか見当たりませんし、ずっと併売されているので、NS-20の後継モデルというわけではなさそうです。

そこでNS-20とNS-25のタイヤパターンをよく見てみると、NS-25は横方向の切れ込み数が多く、左右非対称パターンとなっているため、雨天時の排水性や静粛性を少し向上させていることがわかります。

タイヤパターンから推測すると概ね以下の性能指標になると予測できます。

  • グリップ性能: NS-20 > NS-25 (接地面積が大きいほうがグリップする)
  • 走行時静寂性: NS-25 > NS-20 (接地面積が少ないほうが静かになる)
  • 雨天グリップ: NS-25NS-20 (溝が多く排水性能が大きいほうがグリップする)

ECサイトの購入者レビューや”みんから”のレビューも確認したところ、静寂性が少し良くなったとのレビューが散見されたので、NS-25はNS-20にコンフォート性能を向上させた製品であると考えて良さそうです。

現在履いているNS-2を含めて、ざっくりと性能をまとめると、以下のような性能指標になると想定できます。

  • コンフォート性能: NS-25 > NS-20 > NS-2
  • スポーツ性能: NS-20NS-25 > NS-2

これだけ調べて、比較して、ようやく性能に大差は無さそうだということがわかりました。

本題はどれを選ぶかということですが、基本的には個人の趣味で決めていいと思います。

私はこのAudiは通勤に使っていることを踏まえて、日々の運転での静粛性・快適性を期待してNS-25を選択するのが良いかなと思っています。

同時にタイヤ交換するお店も調べましょう

タイヤ発注はECサイトのセール時に購入することとして、タイヤ交換はオートウェイに取り付け対応店で検索した近隣ショップで行う予定です。

タイヤ交換はタイヤチェンジャーとバランサーという機器が必要ですから、店舗に依頼するのが原則です。

YouTubeで激安の手動工具(タイヤ固定台ととっても長いタイヤレバー)で交換動画も拝見したことありますが、まぁDIYでは無理だと思っておいたほうがいいでしょう。

タイヤ交換を依頼する店舗は、オートバックスなどのカー用品店でもよいのですが、タイヤ持ち込み時は店舗ごとの別体系の料金(失敗時の補償をする必要があり高くなる)となり、簡単に値段が出てこないので、オートウェイの提携店舗からショップを探して直接依頼するのがおすすめです。

タイヤ交換が出来ましたら、またレビューを行いたいと思います。