炒めもの料理にフィスラーのセニットというフライパンを使っていますが、フッ素コーティングが傷んでこびり付くようになってきましたので再加工をすることにしました。
フィスラーのフライパンの良いところは、底が平らに近く、取っ手を固定する鋲(びょう)も内側に出ていないので、料理がしやすいところです。(過去記事参照)
フライパンそのものは、かなり丈夫な作りなので、フッ素再加工に出そうと考えて、捨てずに保管していました。
フッソ再加工業者の選定
フッ素再加工は、たくさんの専門機材(※)を必要としますので、基本的にDIYは無理です。
そこでどうするかというと、一般家庭向けにフッ素加工をしてくれる業者さんに依頼することにします。
※工程:塗装剥離(サンドブラスト加工)→プライマー塗装→フッ素樹脂トップコート塗装→焼付け
ネットで検索すると以下の業者さんが家庭向けに再加工サービスを行っています。
今回は、再加工料金が1枚あたり1,800円~2,000円と一番リーズナブルだったセンテックさんへ依頼することにしました。
再加工が出来るフライパンの種類に注意
フライパン本体を焼付塗装処理することから、取っ手が外せるフライパンのみが再加工できます。
取っ手がリベットで止められていて外せないフライパンは再加工対象外となります。ほとんどの取っ手が取れないフライパンは、安価だと思いますので、再加工するよりも新しく買ったほうがいいと思います。
センテックさんに「フィスラーのフライパン2枚をフッ素再コーティングしたい」旨のメールを出すと、すぐに詳しい手順の連絡をもらいましたので発送準備します。
取っ手を外して発送
フィスラーの取っ手は、内側に鋲が出ていないタイプでした。
No.2のドライバーでネジ一本を取るだけで簡単に外せました。
箱は、28cmのフライパンが2枚入る100サイズを使ってコンビニから発送しました。
約2週間で再加工が完了
約2週間後、フッ素再加工がされたフライパンが返送されてきました。
新品と同じくらいツルツルになりました。再加工フッ素の色は少し灰色でしたが、特段の問題はありません。
水はじきも完璧です。
早速、洗浄して目玉焼きをしてみますが、油なしでも新品同様にこびりつきません。
フィスラーは長年使っているお気に入りのフライパンですので、非常に満足感が高いです。
先日買い足した1枚と合わせてセニットが3枚になりましたので、3年は持ちそうですね。
再加工の費用総額
今回2枚のフライパン再加工でかかった費用は以下の通りです。
- 送料:1,210円✕2 = 2,420円
- 再加工料金:2,090円(内税)✕2= 4,180円
- 振込手数料:130円(郵便振込限定)
- 合計:6,730円
1枚あたり3,500円でフィスラーセニットのフッ素コーティングが復活できました。
3,500円を超える取っ手が外せるフライパンを持っているならば、再加工という選択肢もありだと思います。
使用後2ヶ月のレビュー
再コーティングから2ヶ月経過しましたのでレビューします。
- 新品よりも水や油はじきが良くなり、料理が快適になった
- 水洗いでも汚れが簡単に落ちるようになり、家事が楽になった
- 1枚3,500円で従来以上となったので、満足感が得られた
性能が新品以上とは想定外でしたので嬉しい誤算でした。
性能が良くなった理由としては、センテックさんが使うフッ素樹脂が業務用グレードであり、膜厚も十分に乗せられているためと思われます。
いまのところコーティングに変色も発生していませんし、フライパン角の塗装欠けも発生していません。新品より丈夫なコーティングだと思います。
唯一の不満点としては、ステーキなどの高温調理に使えないことくらいです。ステーキを焼くときは鉄製フライパンを使うようにしています。
フッ素コーティングの再加工は相当にコスパが良かったです。これからは再加工でいきます。