2023年夏にmoto edge40が発売されることになりましたので、歴代moto edgeシリーズのスペック比較を行いました。
モトローラのいいところ
筆者がmotoを使い続けている理由は以下の通りです。
- バッテリー膨らみ修理が無償:moto G5sとmoto G6sはバッテリーが膨らむ状態になったことがあり、サポートに連絡して修理をしてもらったことがあります。どちらも保証期間1年を超えており有償修理での対応でしたが、費用の請求は無く、実質的に無償修理になりました。
- 余計なアプリが入っていない:素に近いアンドロイドで余計なアプリがほとんど入っていません。余計なアプリが動かないのでメモリーなどのリソース節約にもなりますし、動作も軽いです。
- 価格が安い:Xaomiが出てきてからは価格メリットは薄れましたが、まだまだ価格競争力はトップクラスだと思います。
モトローラ製のスマホは、保証期間を過ぎたら即故障という状況は一度も発生しておらず、全般的に設計品質は良いです。
発売直後にファームの不具合が残ることはありましたが、放置もされたことはないので信頼がおけるメーカーだと思います。
moto g53j, g52j, edge20 機能と性能比較
最近のミドルレンジスマホは、スペック概要だけを見ても差がわからないので、一覧表にして比較してみました。赤字は高機能・高性能、青字は低機能・低性能になります。
機種名 | edge 40 | edge 30 | edge 20 |
発売日 | 2023/7/21 | 2022/6/3 | 2021/10/22 |
実勢価格 | 約5.7万円 | 約7.8万円 | 約2.7万円 |
画面サイズ | 6.5インチ | 6.8インチ | 6.7インチ |
画面解像度 | 2,400×1,080(FHD+)、pOLED、20:9、リフレッシュレート 144Hz | 2,460×1,080 (FHD+)、20:9、IPS、リフレッシュレート 120Hz | 2,400 x 1,080(FHD+)、20:9、有機EL、 リフレッシュレート 144Hz |
アウトカメラ | 5,000万画素メイン(f/1.4)
1,300万画素 超広角(120°)+マクロ(f/2.2)、LEDフラッシュ |
約5,000万画素メイン (f/1.8)
約5,000万画素 超広角(114°)マクロ(f/2.2) 約200万画素深度センサー (f/2.4)、LEDフラッシュ |
1億800万画素 メイン(f/1.9)
1,600万画素 超広角 119.2°/マクロ(f/2.2) 望遠800万画素 3倍光学ズーム(f/2.4) |
インカメラ | 3,200万画素(f/2.4) | 約6,000万画素 (f/2.2) | 3,200万画素(f/2.25) |
無線規格 | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz / 5GHz)
Bluetooth 5.2 |
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz / 5GHz / 6GHz) Wi-Fi 6E
Bluetooth 5.2 |
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz / 5GHz / 6GHz) Wi-Fi 6E
Bluetooth 5.2 |
通信規格 | 4G/5G | ||
MPU | MediaTek Dimensity 8020(2.6GHz×4、2.0GHz×4) | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform オクタコア(3.0GHz*1、2.5GHz*3、1.8GHz*4) | Qualcomm Snapdragon 778G オクタコア(2.4GHz*4、1.8GHz*4) |
Antutuスコア | 70万 | 98万 | 62万 |
対応SIM | nanoSIM/eSIM
スロット数:1 DSDV |
nanoSIM×2
スロット数:2、DSDV |
nanoSIM×2
DSDV(4G+5G) |
ROM/RAM | 256GB/8GB | 128GB/8GB | 128GB/6GB |
外部SDカード | 対応なし | 対応なし | 対応なし |
USB端子 | USB Type-C | ||
バッテリー | 4,400mAh | 4,800mAh | 4,000mAh |
充電 | 68W TurboPower
15W ワイヤレス充電(Qi対応) |
68W TurboPower
15W ワイヤレス充電(Qi対応) |
30W Turbo Power |
質量 | 約167g | 約196g | 約163g |
防水 | IP68 | IP52 | IP52 |
NFC/Felica | ○/○ | ○/✕ | ○/✕ |
外形寸法 | 約158×72×7.8(mm) | 約163×76×8.8mm | 約163×76×7.9 (mm) |
新発売のedge40は、edge30 proの後継機という位置づけですが、微妙に性能ダウンしていることがわかります。
edge40のMPUはミドルハイレンジのMediaTek Dimensity 8020が採用となり、Antutuベンチマークが約70万なのでedge30proより若干グレードダウンとなります。しかし、edge30proのMPU Snapdragon 8 Gen 1は、発熱が多い問題点が指摘されていたため、MediaTek Dimensity 8020により、改善はすると思われます。
アウトカメラは画素数が変わりないものの、f値が1.8→1.4と大幅に改良されていますが、広角側のカメラは若干スペックダウンしています。
WiFiは802.11ax(WiFi6)でWiFi6E対応ではないみたいです。これはMPUがMediaTekに変わったことによる影響と思われますが、スマホでWiFi6の性能を使い切れるかは微妙ですので、、筆者はWiFi5でも必要十分と考えています。
バッテリー容量は4,400mAhでgoogleのpixel7aとほぼ同量です。筆者は4,000mAhのedge20を使っていますが、普通に使う分では1日くらいなら十分持ちますから、不満が出るレベルではないと思います。またEdgeシリーズは、4,000円くらいするTurboチャージャーとUSB-Cケーブルが付属しているのも嬉しいです。
SDカードは全機種非対応です。ROMは256MBと2倍になりましたので、SDカード無しでもあまり困らないと思います。動画を撮りまくる場合は、GoProなどのアクションカメラを買ったほうが満足度高いと思います。
moto edge40はコスパよくおすすめ
moto edge40は、edge30に比べると若干性能は落ちていますが、その分価格も安いです。
特筆すべきはカメラのF値が1.4という部分です。性能は画素数ではなく、レンズの明るさで決まるものなので、少々暗いところでもきれいに撮れるので可能性があります。
スマホはカメラの写りで選ばれる傾向が高いため、moto edge40はカメラ性能で差別化してきたのでしょうね。
moto edge40はミドルハイレンジ機としてはコスパがとても良い機種と思います。
google pixel7aと悩まれる方も多いと思いますが、筆者は以下の点でedge40をおすすめします。
- 安い:pixel7aだと+20,000円くらいの追加投資が必要
- 付属品が充実している:カバーと充電器だけでも5,000円くらいの価値あり
- ROMが256MBもある:当面はgoogle drive無償範囲内で済む
以上、moto edgeシリーズのスペック比較でした。