2023年夏 3万円で買えるモトローラ ミドルレンジモデルのスペック比較(moto g53j g52j edge20)

Telecommunication

2023年6月にmoto g53jが発売になり、量販店での予約受け付けが開始されました。

毎年夏に家族のスマホを順番に買い替えているのですが、今年は3年間使ったmoto g8 powerを買い替えようと思い、ミドルスペックスペック比較を行いました。

モトローラのいいところ

これまでモトローラのスマホは、moto G4 plus, moto G6, moto G6s, moto G7 plus, moto G8 power, moto G30, moto G52jを使ってきました。

motoを使い始めたのはG4 plusからです。G4 plusはスマホ2台持ち(キャリアの音声電話用スマホと格安SIMのデータ用スマホを2台持つ)をスマホ1台に変えた機種ですので、一番長く使っていました。

スマホの高性能化も一段落して機種変更サイクルがどんどん伸びており、筆者の最近の機種変更は以下のとおりです。途中oppo reno7aが入っていますが、g52jがデカすぎ、重すぎだったため、代替として選定したものです。

  • 2020年 G6→ g8 power
  • 2021年 G4 plus→ g30
  • 2022年 G6s→G52j, G7 plus→ oppo reno7a

motoを使い続けている理由は以下の通りです。

  • バッテリー膨らみ修理が無償だった:moto G5sとmoto G6sはバッテリーが膨らむ状態になったことがあり、サポートに連絡して修理をしてもらったことがあります。どちらも保証期間1年を超えており有償修理での対応でしたが、費用の請求は無く、無償修理をしてくれました。
  • 動作が安定している:素に近いアンドロイドで余計なアプリがほとんど入っていません。余計なアプリが動かないのでメモリーなどのリソース節約にもなりますし、動作も軽いです。
  • 価格が安い:Xaomiが出てきてからは価格メリットは薄れましたが、まだまだ価格競争力はトップクラスだと思います。

モトローラ製のスマホは、保証期間を過ぎたら即故障という状況は一度も発生しておらず、全般的に設計品質は良いです。

発売直後にファームの不具合が残ることはありましたが、放置もされたことはないので信頼がおけるメーカーだと思います。

moto g53j, g52j, edge20 機能と性能比較

最近のミドルレンジスマホは、スペック概要だけを見ても差がわからないので、一覧表にして比較してみました。赤字高機能・高性能青字低機能・低性能になります。

機種名 moto g53j moto g52j edge 20
発売日 2023/6/16 2022/6/3 2021/10/22
実勢価格 約2.7万円 約2.7万円 約2.7万円
画面サイズ 6.5インチ 6.8インチ 6.7インチ
画面解像度  1,600×720 (HD+)、 LCD、20:9、リフレッシュレート 120Hz 2,460×1,080 (FHD+)、20:9、IPS、リフレッシュレート 120Hz 2,400 x 1,080(FHD+)、20:9、有機EL、 リフレッシュレート 144Hz
アウトカメラ 5,000万画素メイン (f/1.8)

200万画素マクロ (f/2.4)、LEDフラッシュ

5,000万画素メイン (f/1.8)

800万画素 超広角(118°)深度センサー(f/2.2)

200万画素マクロ (f/2.4)、LEDフラッシュ

1億800万画素 メイン(f/1.9)

1,600万画素 超広角 119.2°/マクロ(f/2.2)

 望遠800万画素 3倍光学ズーム(f/2.4)

インカメラ 約800万画素 (f/2.0) 1,300万画素(f/2.2) 3,200万画素(f/2.25)
無線規格 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz)

Bluetooth 5.1

Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz)

Bluetooth 5.1

Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz / 5GHz / 6GHz) Wi-Fi 6E

Bluetooth 5.2

通信規格 4G/5G
CPU Snapdragon 480+ 5G (2.2GHz x 2、1.9GHz x 6) Qualcomm Snapdragon 695 5G 2.2GHz オクタコア(2.2GHz×2 + 1.8GHz×6) Qualcomm Snapdragon 778G オクタコア(2.4GHz*4、1.8GHz*4)
Antutuスコア 32万 39万 62万
対応SIM nanoSIM/eSIM

スロット数:1  DSDV

nanoSIM/eSIM

スロット数:1  DSDV

nanoSIM×2

DSDV(4G+5G)

ROM/RAM 128GB/8GB 128GB/6GB 128GB/6GB
外部SDカード 最大1TB 最大1TB 対応なし
USB端子 USB Type-C
バッテリー 5,000mAh 5,000mAh 4,000mAh
充電 30W Trubo Power 15W Turbo Power 30W Turbo Power
質量 約183g 約206g 約163g
防水 IP52 IP68 IP52
NFC/Felica ○/ ○/ ○/
外形寸法 約162(H)x74(W)x8.1(D) (mm) 約171(H)×77(W)×9.1(D)(mm) 約163(H)×76(W)mm×7.9(D) (mm)

新発売のg53jは、g52jの後継機という位置づけですが、微妙に性能ダウンしていることがわかります。

g53jのMPUは、ミドルレンジのsnapdragon 480+が採用となり、Antutuベンチマークが約30万なのでグレードダウンです。通常の利用ではストレスなく動くと思いますが、g52jはSnapdragon 695、edge20は Snapdragon 778Gが使われているので、普段使いでも体感できるくらいの速度差は発生すると思います。

アウトカメラもグレードダウンされました。カメラは高画素ほど映りが良い、というものでもないのですが、広角側の専用カメラが削減されたのは少し残念です。

WiFiは、moto g53j, g52jともWiFi5まででありWiFi6には対応していません。edge20は802.11ax(WiFi6)とWiFi6Eに対応していますが、スマホのMPUでWiFi6を使い切るスループット性能は出せないので、筆者はWiFi5でも必要十分と考えています。

バッテリー容量は5,000mAhでg52jと同容量です。5V単一の標準チャージャーを使うと、充電にものすごく時間がかかるため、Turboチャージャーは必須だと思います。edge20は30WターボチャージャーとUSB-Cケーブルが付属します。

SDカードはg53j, g52jとも1TBまでサポートします。MPUがSnapdragon 700番系列であるmoto edge20はSDカード非対応です。どの機種もROMは128MBと大きいので、SDカード非対応でもあまり困らないと思います。動画を撮りまくるなら容量不足になりがちですが、その場合はGoProなどのアクションカメラを買ったほうが満足度高いと思います。

moto g53jは性能が微妙、おすすめはmoto edge20

moto g53jは、残念ながらMPUとカメラが少しダウングレードされました。

最近はスマホの買い替えサイクルも長くなってきましたし、g53jのスペックなら前モデルのmotog52jを買ったほうが満足感が高いと思います。

この夏にmoto g8 powerの機種変更を考えていたのですが、ダウングレードされたものを購入する気になれなかったので、特売されているmoto edge20(Antutuスコア62万!!)を選定することにしました。

SDカードが使えないデメリットがあるのですが、ROMも128GBあるので、自分の使い方では困らないだろうと割り切ることにしました。

以上、2023年夏モデルのmotoミドルレンジスマホのスペック比較でした。