Core i5-7400にグラボGTX1650でゲーム出来るかを調べてみた

Hardware

グラフィックボード Nvidia GTX1650を導入しましたので、所有するパソコン(Core i5-7400)に入れてベンチマークを取ってみました。

YouTubeでは爆速CPU を使って、グラボの性能差を評価している動画を見かけますが、一般的にはそんな高価なCPUを買えず、全く参考になりません。

少し古い自作PCへ安くはないグラボをいれて、ゲーム出来るか心配な方もおられると思いましたので、本記事を記載しました。

グラボをいまごろ購入した理由

2021年2月頃より、仮想通貨(ビットコインなど)のマイニング需要で、グラボ価格が品薄になり、価格も高騰しているさなか、APEXやフォートナイトといったバトロワゲームをしたくなってきました。

グラボの値段が下がるのを待っていましたが、一向に下がる気配がないばかりか、安いものは在庫不足で購入すら出来ない状態が続いていました。

日頃からPCワンズの在庫状況をチェックしており、2021年の年末にエントリーグレードのGTX1650の在庫が少し復活していたので思い切って購入することにしました。

ゲーム用なので、もう少し高額なRadeon RX6600や Nvidia RTX3060/RTX2060も検討していましたが、PCに積んでいる電源も450Wと小さいですし、画面解像度はフルHDでしか使わないため、投資対効果を考慮してGTX1650を選定しました。

PCへ組み込み

GTX1650を装着するPCは自作PCです。スペックは次の通りです。

主に3-4年前の部品を集め、電源やメモリなどの部品を補完した、ゲーム専用機です。

  • MB : Asrock Fatal1ty Z170 Gaming-ITX/ac
  • CPU : Core i5-7400 (4core 3.5GHz)
  • RAM: DDR4 16GB
  • SSD: 128GB
  • 電源: Silver Stone 450W (SFX)
  • ケース:Cooler Master NR200

マザーボードは、Gamingグレードになっていますが、PCワンズの特売で安かった(12,000円くらい)だけで、ゲーム用に選んだものではありません。

マザーはこのころからAsrock製品ばかり買っています。以前はASUS製を買っていましたが、スマホの品質がかなり悪かったので、マザーも選ばなくなってしまいました。事業としては別なんでしょうが、品質への取り組みは大差ないと思ってしまいますので。

ケースはCooler MasterのNR200なので、グラボ搭載するクリアランスはかなり余裕があり、組み込みはものの数分で難なく終わりました。

各ゲームでのベンチマーク結果

購入したGTX1650はゲームにしか使わないのでベンチマークは以下のソフトで取りました。

  • ベンチマークソフト:FF14, FF15, Biohazard 6
  • 実プレイ:Fortnite, Apex Legends

ゲームが遊べるかの観点のみとしたので、Cinebenchでは測定していません。

FFXIV(FF14) 標準品質

このネットゲームはしませんがベンチマークソフトがありますので測定してみました。

結果は「とても快適」で、これくらいなら問題なく遊べます。

FFXV(FF15) 軽量品質

このゲームもPS5でプレイ済みで、PCではゲームをしませんが、ベンチマークソフトが有名なので測定してみました。

期待して実施すると、結果はなんと「快適」です。

少し前は超重たいベンチマークソフトと言われていたのに、GTX1650のグラボ1枚でこの性能がでるとは驚きです。

参考までにグラボなしではベンチマークソフトの完走に30分以上かかり「困難」の判定でした。

Resident Evil 6 (Biohazard 6)

2013年の古いゲームのベンチマークソフトですが、グラボを積まないと「動作困難」にしかならかなったので測定してみました。

結果は難なく「RANK S」でした。全フレームでほぼ60fpsを下回ることがなく、余裕で遊べると思います。

Fortnite 低品質

本題のバトロワ人気ソフトです。

最近のバトロワゲームソフトは、ベンチマークソフトがなく、実プレイでフレームレートを表示させて測定することになります。

結果は、「低品質で160~200fps」「中品質で120~160fps」「高品質で90~100fps」最高品質で「60fps近辺」といったところでした。

低品質:

中品質:

高品質:

最高品質:

グラフィックスが高品質であっても十分遊べる性能であることがわかりました。

Apex Legends 高品質

Apexはモニターのフレームレート上限でしか表示されない仕様らしく、グラフィック品質の違いが測定できませんでした。

結果は、「画質:低中高のいずれも59~60fps」が出せました。

APEXも普通にゲームを遊ぶ上では全く問題なさそうです。

ベンチ結果の総評

CPUがCore i5の4コア品(中古で約1万円)と古く、CPUパフォーマンス不足を懸念していましたが、ゲームする上では全く問題ありませんでした。

ベンチマークをしたところ、CPU内蔵のグラフィック機能(intel HD Graphics 530)とは別次元の性能がでることに驚きました。

バトロワゲームをする上ではこれ以上高価なグラボを買っても費用対効果が見込めませんので、ネット回線を高速化(爆速ルータへの変更1Gbpsクラスの高速光回線の契約)に投資するほうがいいと思います。(リンク先は本サイトの関連記事です)

ただし動画編集用途では高価なグラボほど作業時間の短縮になります。2022年1月末にNvidia RTX3050の発売が予定されていますので、動画編集用のメインPCもそろそろグラボを積んだ環境にアップグレードしたいと思います。